【製品の仕様と自由度について】
Q. Pico Crust Boardを使うには、envedded Cloudの契約は必須なの?
A. いえ、必須ではありません。お好きな環境で運用していただけます。
Pico Crust Boardは、TFカードにデータを記録できるため、クラウドを必要としない「ローカル運用」も可能です。また、PicoのWi-Fiモデルを使えば、自前のサーバーや他のクラウドサービスにデータを送ることもできます。私たちは特定のクラウドにIoT機器を連携させることよりも、現場が一番使いやすい構成で「改善ループ」を回せることが重要だと考えています。まずは「ローカルでデータを記録・保存してPCで分析するスタイル」から始めて、必要そうならクラウドを活用してみる、というやり方も良いと思います。
Q. Pico Crust Boardは、他のシステムやクラウドにもつなげるの?
A. はい。標準的なプロトコルで連携可能です。
Pico Crust Boardに搭載するPicoシリーズに、Wi-Fiモデル(Pico W / 2 W)を使えば、HTTP(S)やMQTTといった標準的なプロトコルが利用可能です。これにより、envedded Cloudだけでなく、既存のクラウドサービス、LINEへの通知、Googleスプレッドシートなど、現場の運用に合わせて自由に連携先を選んでいただけます。
Q. envedded Cloudは、Raspberry Pi Pico 2 Wからしか繋げないの?
A. いえ、様々なデバイスから接続可能です。
envedded Cloudは、クラウドアクセスのためのライブラリとAPIを公開しています(現時点ではライブラリの公開のみ)。登録キーを購入していただければ、Raspberry Pi、ESP32、M5Stackなどのデバイスを接続して使っていただくことも可能です。「自分はこのマイコンがいい」という現場の判断ベースで、デバイスを選んでいただけます。
Q. Raspberry Pi Pico “2 W” じゃなきゃダメ?
A. 目的や用途に合わせて、Raspberry Pi Pico純正シリーズの各機種をお選びいただけます。
enveddedとしてはPico 2 Wを採用していますが、Pico Crust Boardは、Raspberry Pi Pico純正シリーズ各機種を搭載可能な設計となっています。無線を使いたいなら「W」が付くモデルを、より新しいチップを試したいなら「2」を、といった具合に、自分のやりたいことや目的に合わせて、好きなモデルを選択していただけます。
ただし、すべてのサードパーティ製互換ボードや、あらゆるファームウェア・プログラムとの完全な互換性および動作を保証するものではありません。ご自身の目的に合わせた機種選定と動作検証を行ってください。
【導入と運用について】
Q. Pico Crust Boardと、Crust Board ラーニングキット、どっちを買えばいい?
A. 「まずは小さなループを回してみたい」ならラーニングキット、「すでにやりたいことがある」ならPico Crust Board単体がおすすめです。
ラーニングキットには、農業IoTの入門として必要なものが一通り入っています。最初は「温度を見るだけ」から始め、徐々に自分なりの改善を加えるためのスタート地点として最適で、初心者や教育用途におすすめです。一方、すでに使いたいセンサーが決まっている方や、安価に複数台展開して現場のデータを広く取りたい方は、Pico Crust Board単体で購入して自由に組み合わせていく方が効率的です。
Q. Pico Crust Boardの使い方が分からなかったら教えてくれるの?壊れたら修理してくれるの?
A. enveddedは「完成品」ではなく、現場の状況に合わせて自ら仕組みを組み替えるためのツールです。
そのため、ご自身でパーツを交換・メンテナンスしていただくことを前提としています。 各種対応については、以下の通り定義しています。
故障・修理について 「初期不良」には、到着後14日以内であれば無償で対応いたします。それ以降の故障・破損については修理対応を行っていませんので、新品の再購入(パーツ交換)をお願いいたします。
使い方のサポートについて 配線やシステム設計で分からないことがあれば、DIYガイドやPico Crust Boardガイド、AIの解説、コミュニティ(準備中)のフォーラム等を問題解決のヒントとしてご活用ください。ただし、DIYガイドやコミュニティの情報は、あくまで問題解決の参考情報として提供しています。
実際の設計・運用にあたっては、ご自身で内容を確認のうえ判断してください。
※なお、ご自身での対応が難しい場合や、確実な導入・実装を希望される方向けには、有償の「envedded導入・活用支援」や「envedded教育・地域実装支援(準備中)」もご用意しています。
Q. 自分で、Pico Crust Boardの筐体(ケース)を用意する場合、どんなサイズがいい?
A. 200×200×100mm以上の、少し余裕のある汎用防雨ケースを推奨します。
配線の取り回しや筐体のなかに組み込むものの数とサイズにもよりますが、基本的には少し大きめのケースを選ぶと、後からセンサーを追加したり配線を変更したりする際の「現場でのメンテナンス性」が劇的に上がります(=試行錯誤がしやすくなります)。
また、農業現場で使う場合はIP44などの防雨性能以上の、防水防塵性能はほぼ必須です。タカチ、未来工業、日東工業などの様々なメーカーがあるので、デザインや使い勝手が好みのものを選んでください。
Crust Boardを縦置きにしてギリギリ入る程度の市販ボックスのサイズが、193×117×90mmになるので、それよりひと回り以上大きいものを推奨します。なお、上記のサイズや防水規格はあくまで一般的な目安です。実際に必要なサイズや防水性能は設置環境によって変わります。直射日光や結露なども考慮しながら選定してください。
【安全・免責事項】
Q. 100Vや200Vの換気扇やポンプを自分で制御したいのですが、配線方法を教えてもらえますか?
A. DIYガイドの「制御のためのリレー回路」ページにて、配線の実装イメージを公開しています。
ただし、本サイトを含むenveddedプロジェクトのドキュメントや、コミュニティで提供される情報は、あくまで設計例の提示や技術的なディスカッションに過ぎず、実際の動作や安全性を一切保証するものではありません。
実際の回路設計、部材選定、結線、設置、および運用にあたっては、すべてユーザー自身の責任と判断(完全な自己責任)において行っていただきます。万が一、事故、火災、感電、機器の損壊、その他の損害が発生した場合でも、fireflakeおよびenveddedプロジェクトは一切の責任を負いません。
特に、AC100V/200V等の商用電源を扱う作業は、日本の法律(電気工事士法)により有資格者でなければ施工できない範囲が厳格に定められています。無資格者による強電線の結線・施工は極めて危険であり、重大な人身事故や火災の原因となりますので絶対に行わないでください。 必ず資格を持つ専門業者(電気工事店など)に依頼することを前提とし、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。